大学間連携の概要
広島大学大学院 理学研究科 数理分子生命理学専攻の生命現象の実験・数理, 明治大学大学院 理工学研究科 基礎理工学専攻の生命の「形づくり」などの現象数理,そして協力大学の生命物理(京都大学および北海道大学など)のそれぞれが統合し,そこで培われている教育を補完しあえれば,新しい「数理生命科学」の創生を担う新世紀型の研究者を育成することができます。そこで,広島大学の「教育システム」, 明治大学の「国際性」,協力大学の「先端性」を融合し,以下のような新しい「数理生命科学」教育法を提案します。
- 博士課程前期においては,カリキュラムの互換および協調的教育法により,数学の知識を持った生命科学者および生命科学の知識を持った数学者の育成を行う。
- 博士課程後期においては,数理科学や生命科学の知識を付与するプログラム(例えば拠点専攻間での学生の流動研究)を策定し,実施することによって,未来の「数理生命科学」研究を担う学生たちの研究領域を広げることをサポートする。
- 数理科学と生命科学の融合領域の研究にファンディングを行うことにより,学生自らが開拓した「数理生命科学」研究を支援するとともに,国内外の周辺領域から「数理生命科学」研究を志す学生を呼び込む。