大学院教育[提案型研究]

「数理生命科学」を志す学生が,将来において競争的資金を獲得し自立した研究者となるために,かつ,互いの研究観を尊重しつつ協調して研究を遂行するために,「提案型研究」を行います。この「提案型研究」では,「数理科学」と「生命科学」が融合する研究テーマに対してグラントを与え,この際単独研究よりも共同研究を優先します。また各大学では,この提案書作成に先立って,「グラント申請のための講習会」を開催し,科学研究費などの競争的資金調達のスキルを学びます。

平成23年度採択課題

氏名 研究課題名
編田 宏一
NMR法によるLOX-1の細胞質ドメインの立体構造および運動性解析
安間 淳
境界反応・内部拡散・領域形状の相互作用とパターン形成
上脇 隼一
終末糖化産物受容体RAGEと転写補助因子HMGB1の相互作用解析
中野 祥吾
X線照射による還元反応誘起を利用した時系列でのNii3還元反応機構解明

平成22年度採択課題

氏名 研究課題名
河合 良介
理論模型を用いた知覚における非一様ノイズの効果の解析
上脇 隼一
HMGB2に含まれる2つのドメイン間の相対配行とそれらをつなぐリンカーの役割
佐久間 哲史
バフンウニNanos遺伝子の機能および転写調節機構の解析
渡邊 俊介
植物のストレス適応戦略におけるプリン代謝機能の解明

平成21年度採択課題

氏名 研究課題名
Amir M.H. Salem
Role of RecG in homologous recombination of DNA-protein crosslinks
(DNA-タンパク質クロスリンク損傷の相同組み換えにおけるRecGの役割)
秋山 正和
卵割の数理モデルにおける統一理論の構築
藤田 和将
哺乳類アリールスルファターゼAの細胞外マトリックスとしての機能に関する研究
七種 和美
リン脂質との相互作用から生まれるメリチンの膜内ダイナミクス
河合 良介
理論模型を用いた知覚におけるノイズの効果の解析
中野 祥吾
X線構造に基づく同化型亜硝酸還元酵素の反応機構解明

平成20年度採択課題

氏名 研究課題名
藤井 孝吉
HpNanos mRNAの局在化に必要な非翻訳領域の解析
藤田 和将
バフンウニにおけるヘパラン サルフェイト 6-O エンドスルファターゼの機能解析
今村 耕也
微分非線形シュレーディンガー方程式の進行波解および周期進行波解
秋山 正和
卵割過程の幾何学に関する数理的研究
Amir Mohamed Hussein Salem
Genetic and biochemical analysis of DNA-protein crosslink repair in Escherichia coli
大腸菌におけるDNA-タンパク質クロスリンク損傷修復機構の遺伝学的・生化学的解析
阿久澤 直弘
細胞における確率的情報処理の一般的動作原理の解明
落合 博
多細胞生物における細胞間の遺伝子発現量の揺らぎと細胞分化の相関に関する研究
七種 和美
メリチンの膜トポロジーのダイナミクス

平成19年度採択課題

氏名 研究課題名
三倉 潤也
免疫応答処理の有限性による多型性ウィルス個体群抑制の破綻に関する数理モデル解析
村上 千穂
深海微生物由来のジヒドロ葉酸還元酵素に関する研究
中川 彩美
キサンチン脱水素酵素をノックダウンしたシロイヌナズナの機能解析
藤井 孝吉
バフンウニにおける生殖細胞の可視化

連絡先

広島大学大学院理学研究科
数理分子生命理学専攻
小林 亮
〒739-8526
広島県東広島市鏡山 1-3-1
TEL : 082-424-7335
FAX : 082-424-7368
E-mail :
ryo(at)math.sci.hiroshima-u.ac.jp