Polyalkoxybenzene A(PolyA)はウニ胚に作用すると繊毛が除去されるにも関わらず、正常な発生が進行する。
当研究室では、PolyAをリード化合物として誘導体を合成し構造活性相関を調べるとともに、化合物の局在についてイメージング質量分析を用いて解析している。
放射線被ばくにおける線量評価には、未だ有効な手法が確立されていない。
当研究室では、迅速かつ簡易な線量推定法の構築を目指し、マウス尿検体中のバイオマーカーとなる物質を、質量分析法を用いて探索している。(原爆放射線医科学研究所と共同研究)
当研究室では、植物細胞からエノン類還元酵素を3種類発見し、それらの基質特異性、触媒機構などを明らかにしてきた。
現在では、これらエノン類還元酵素の活性部位等に変異を導入し反応性および機能を解析することで、生体触媒としての機能改善や新規還元酵素の創出を目指している。