TALE

TALENの基本構造

  1. TALEタンパク質がもつTALEリピート(約34-35アミノ酸残基)は、2つのαヘリックスからなる。12番目と13番目のアミノ酸残基はRVDとよばれる。
  2. TALENは、DNA認識・結合ドメインとしてTALEリピートを利用し、そのC末端にDNA切断ドメインのFokⅠを連結した人工制限酵素である。TALENは一組として働き、FokⅠの部分が二量体を形成して、二本鎖DNA切断 (DSB) を誘導する。4番目と32番目のアミノ酸残基(赤色)はnon-RVDとよばれ、DNAとの強い結合に関わる。

裳華房:ゲノム編集の基本原理と応用(山本 卓 著)より引用