導入技術
C-2. ナノニードルを用いたゲノム編集モジュールの植物個体へのデリバリー技術の開発
産総研・中村 史
chikashi-nakamuraaist.go.jp
技術概要
最終目標:ナノニードルアレイによるデリバリーにより、植物の高機能品生産性を向上。
成果
ナノニードルアレイによる導入法
無処理の植物組織に対して直接タンパク質を導入し、ゲノムを改変することに成功。
意義:宿主ベクター系の未開発なあらゆる植物種に適用できる可能性がある。
植物組織に対する材料の最適化
形状やサイズの異なる様々なナノニードルを検討し、挿入効率、物質導入効率、耐久性などの観点から材料の最適化を行う。
意義:植物に特化した技術開発
概要
高アスペクト比の極細針状物が配列したナノニードルアレイを用いて、茎頂分裂組織をはじめとする植物組織への物理的な挿入と直接物質導入により、ゲノム編集を行う技術を開発する。
技術の優位性
- インタクトな植物組織への直接物質導入
- タンパク質導入による安全なゲノム編集
実用に向けた課題
- 有用性の実証(実用植物に適用)
- 実用化に向けた材料の最適化
提供できる技術
- ナノニードルアレイを用いた物質導入 (2020〜)
補足
- 植物体再生が可能な組織を必要とする