導入技術
C-1. 高効率かつ低毒性のゲノム編集モジュール導入技術の開発
産総研・加藤 義雄
y-katoaist.go.jp
技術概要
最終目標:デリバリーにより、植物の高機能品生産能を向上。
成果
物理的な導入方法の探索
導入法を最適化することによって、細胞壁のある細胞へ導入することに成功。
意義:細胞壁がある植物細胞の核内にタンパク質を導入可能。
植物個体でのゲノム編集
植物個体において、次世代に伝わる植物組織へのタンパク質の導入法に成功。
意義:植物個体において物質生産を変化させるゲノム改変が可能。
概要
ゲノム編集モジュールとして使用されるタンパク質分子の物理化学的な性質をアミノ酸配列上で制御し、植物細胞の処理条件の最適化を行った上で、植物等の細胞組織内に自発的に入り込むタンパク質の探索およびタンパク質導入方法の最適化を行う。
技術の優位性
- 細胞壁を持つ細胞への物質導入
- 核酸を使用しないゲノム改変
- ナノ材料を用いたデリバリー(基本特許あり)
実用に向けた課題
- 有用性の実証(実用植物に適用)
- 実用化に適した改良
提供できる技術
- 植物細胞へのタンパク質導入方法 (H30〜)
- 植物個体へのタンパク質導入方法 (R1〜)
- モデル植物・個体の作出 (R1〜)
補足
- ゲノム改変には標的ゲノム情報が必要